アカデミック・ライティング|金蘭千里PLAN2020—学校法人金蘭千里学園

カデミク・

英作文を通じて学ぶ
批判的思考力

方針

金蘭千里の「アカデミック・ライティング」は、一年間の授業を通して「英語論文作成法」について少しずつ学び、それを使って学年の最終段階で英語論文を執筆します。これは、高校2年生の英語表現のカリキュラムとして実施されます。
アカデミック・ライティングは、いわゆる高校英語の「英作文」とは異なるもので、英語での論文作成法を通じて、批判的思考力と表現力を身につけることを目的としています。受験英語だけでなく「その先」も見据えており、「英語で読むけれども、日本語で深く議論し、自らの考えをしっかりと持つ」ことを大切にしています。

内容

書く−アカデミック・ライティング

英語には英語の「学術的論文を書くための論文作成法」が存在します。この英語論文作成法のこと、あるいはそれを使って執筆した論文を「アカデミック・ライティング(英語論文作成法)」と呼びます。授業では、ただ英文を記述するのではなく、生徒たち自身の「考えを表現する」手段としての英作文の能力を身につけることが目的となります。

読む−アカデミック・リーディング

英語できちんとした作成法に則った論文を書くためには、きちんとした英語論文に触れる必要があります。そのため、アカデミック・ライティングの授業では、適切な英語論文を教材とし、生徒はこれを読解します。この英語論文を学術的に読み解く技法が「アカデミック・リーディング」です。アカデミック・リーディングを通して、生徒は学術的な英語論文に触れ、本物の「書き方」を体験します。

考える−クリティカル・シンキング(批判的思考)

英語論文においては、「議論(argumentation)」がいかに説得力を伴って展開されるかが評価に直結します。説得力のある論理展開を学ぶために、金蘭千里のアカデミック・リーディングでは、「クリティカル・シンキング(批判的思考)」も扱います。自らの意見を弾力的に発信するためにマストな姿勢として、クリティカル・シンキング(批判的思考)は肝要です。
(批判的思考:物事を多角的な視点で検証と分析を積み重ねながら考察する思考方法)

ARW(Academic Reading and Writing)プログラム

金蘭千里では、アカデミック・ライティングに関する一連のプログラムを「ARW(Academic Reading and Writing)」と称しています。「書く」「読む」「考える」という3つのスキルを相互に関連付けて習得することで、英語での思考と表現を身につけます。

1.書く(アカデミック・ライティング)
2.読む(アカデミック・リーディング)
3.考える(クリティカル・シンキング)

アカデミック・リーディング 「アカデミック・ライティング」には、「クリティカル・シンキング(批判的思考)」力が求められます。「クリティカル・シンキング(批判的思考)」は、「アカデミック・リーディング」を通して、体験し知識化されます。これによって生徒は、説得力のある英語論文を作成し、自らの考えを論理的に表現することができるようになります。

事例

アカデミック・リーディング 高校2年生は、これまでに触れたことの無いレベルの「アカデミック・リーディング」に挑戦しています。今生徒たちが読んでいる教材は、大学生レベルの内容のものです。大学と高校での学問に対する姿勢の違いについて知り、批判的に物事を捉え、自身の意見を確りと持つことの大切さについて書かれています。読む量も多くなかなか骨の折れる教材ですが、生徒たちはワークシートを使いながら、協力し合って読み進めています。

アカデミック・リーディング 初めの頃こそ、慣れない授業スタイルに沈黙が訪れる場面もしばしばありました。けれど、今では、それぞれが分からないところをクラスメイトに確認したり、英語の得意な生徒は自ら理解した内容をグループに発表して共有したり、通常の英文読解とは違う「中身を理解して体得する」トレーニングに、積極的に参加する姿が見られるようになりました。

アカデミック・リーディング

思考力と表現力の涵養